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独立・開業するなら 「 たこ焼き屋 」 が一番! たこ焼き屋普及推進委員会

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プロから学ぶ! その見積もりを10%削減する方法 cost

厨房設備メージ

開業するのには、それなりの資金が必要です・・

独立・開業する時に一番資金を必要とするのが、店舗や事務所の物件取得や改装工事等にかかる費用です。

初期投資の80%を占めるといっても、決して過言ではありません。

という事は、初期投資を抑えるためには、ここを見直すことが重要になります。仮に 今の見積りを10%削減できたしたら、その金額は大きくて・・馬鹿に出来ません。

具体的な例で説明すると、改装工事全般の見積りが 500万円で工務店から提示されたとすると、見直しをして10%の削減が可能なら その節約した金額は50万円にもなるのですよ。

このページを最後まで読んで頂けると、最低でも10%ぐらいは簡単に削減する事の意味を理解して頂けると思います。

私が交渉した物件については、全て(100%)で可能でした!
1つの物件で 複数の見積りをとりましたが、それら全てで 例外はなかったです。

私の場合は、知人の設備会社で2年間ほど設計図面を作成したり、見積りを作ったり、施工管理をした関係上、ある意味プロでしたので 見直しするのは 当たり前のこと。更に、その会社に在籍中 あるゼネコンの部長さんに可愛がって頂いて、設備関連だけでなく 建築全般のイロハを教えてもらったことで それなりの知識がついて・・・非常にラッキーでした。


実際に店舗の改装工事に携わったのは、工事をする側(施工業者)と、依頼する側(施主)の両方で20件ぐらいですね。文章だけでは信じられないでしょうから 現物を見せましょう。 他人の情報は 掲載すると問題があるので、私のお店の見積書(写真)で確認ください。

業者が提出した見積り金額(左側)と、交渉した後の金額(右側)を比べてください。

たこ焼き屋 見積り各種

どうです。 これで「 マユツバ 」な話ではないことがおわかり頂けたでしょうか。
それでは、本題の削減に必要な知識と考え方を お教えします。

まずは、基本的なことから


希望する店舗(物件)を見つけてから開業するまでに必要な 「 お店に関する費用 」 は、

 ・ 店舗物件取得費用(保証金・礼金・仲介料)
 ・ 設計・施工管理料
 ・ 既存設備撤去・仮設工事
 ・ 内装工事(左官・防水・造作・サッシ・板金・塗装・クロス・建具等)
 ・ 設備工事(電気・ガス・給排水・空調等)
 ・ 看板・テント工事
 ・ 厨房器具・什器類             などに、分けることができます。

この他にも 人件費、販促費、材料費、各役所への申請諸費用などと支払いが目白押しで・・・、資金なんていくらあっても足りないぐらいです。

普通の方は、自分のよく知っている内容では少しでも安い方法を選択しますが、知識のないことにおいては、ほとんどが業者さん任せになってしまいます。

でも知識がないのですから、これは仕方がないこと。やはり私も知識のない時には、それが高いのか適正なのかが判断できないので、業者の方から 「こんなものです!」 ときっぱりと言われれば、そうなんだと諦めていました。


しかし、これが少し違うのです。
見積りは、あくまでも見積り・・。「提示した金額で決まればラッキー」 ぐらいで最初は出ます。
なんと、はじめから値切られる事を前提に 提示額(トータル金額)を決めるのです。

施主側(お客)の心理として、値切ると何か得をしたような気分になり、契約する確率が高くなるという事を 業者は成約するためのノウハウとして知っているのです。
だから、「 赤字だけどしょうがない、お客さんには敵わないや・・ 」 「 もう勘弁して下さい・・ほんとに交渉が上手いですね 」と、すっトボケます。私もそうですが、確かに値切らないと気がすまない人はたくさんいますので・・。

私が設備関係の見積りをしていた時には、積算金額に10%をかけた金額で提出してました。
いいですか、充分利益がとれる積算結果に10%を上乗せするのです。すごいでしょう! よく分かりませんが、これが当たり前ということでしたが・・・・。
もちろん、そんなことはしてない業者の方も 居られるでしょうけど・・・。

では 具体的にどうすれば良いのか、費用項目ごとに記載します


【店舗物件取得費用】
これは、仲介して頂く不動産屋さんなどを通して、大家さんと交渉します。
その関係上、仲介手数料に関して削減はムリですが、保証金の減額や月の家賃減額は、充分可能です。

その際に知っておきたいのは、周辺の保証金の金額(家賃の約何ヶ月か)相場や、家賃相場(坪当りの金額)です。それより高い場合は、交渉して適正水準にしてもらいましょう。
まあ、「妥当だな」 と思っても、一応 減額交渉はするべきです。「ダメ元」ですから。


【設計・施工管理料】
これは、設計事務所などに依頼する場合には必ず発生しますが、自分で お店のイメージが出来ている人は、内装業者にお願いすれば 実質的にはサービスしてもらえます。

但し、施工図面(レイアウト図)と店頭の意匠図のみですが、工事請負契約と引き換えに簡単な設計に関してはサービス(無料)でやる業者が多いです。


【既存設備撤去・仮設工事】
現在ある設備を解体して新しいお店の工事に入れるようにする為の工事で、現状のままで(居抜き)使用すると発生しません。 しかし、一般的に 改装工事の目的は今までとは違う新しいお店を開店することなので、こうした工事の費用が余分にかかってしまいます。

では、どうするのか。
現状のなかで 再利用可能な物がないかを検討します。例えば、照明器具・空調関係、衛生陶器類などを、もう一度よく見てみて、いろんな角度から考えれば・・・良い知恵が浮かんでくるものです。その中でも、トイレ等水周りの移設工事は金額が バカ高いので要注意。


【内装・設備関係各種工事】
まずは、見積書の各項目をチェックして ムダな部分を削減します。
見積りの金額明細は、材料費と工賃に分けられ その両方に利益がのっかっています。この利益が適正水準であるかどうかを、判断するのです。

例えば、材料なら 「定価いくらで、見積りにはいくらで計算しているのか」 といった具合にです。このときに、おかしいなと矛盾等を感じたら 徹底的にチェックした方がよいでしょう。


【厨房器具・什器類】
冷蔵庫など厨房器具などを選ぶ時には、私もそうでしたが 「 せっかく新しいお店なのだから 新品でないと! 」 と考えがちです。しかし、あまりこだわる必要はありません。
業務用の厨房器具は、はっきり言って高額です。もちろん 衛生的で錆びに強いからという理由もわかりますが・・・。

あなたは業務用冷蔵庫の本当の価値を知っていますか。新品で定価100万円もした物が、わずか2年間しか使用していないのに 現金買取価格では30万円にもならないのですよ・・・。

乗用車に置き換えて考えると良く分かります。
100万円の車を2年間乗った後 現金買取店で売ると、まだ購入価格の半額は値がつきます。ですから、こんな実質価値の低いものに大金を使う事はムダなこと。


ここまで読んで頂ければ、だいぶ理解出来てきたと思います。

でも、せっかく値引きをさせても その分手抜き工事をされるのでは?


そう感じたあなたは、素晴らしい!  まったくその通り。
悪徳業者は、 「見えない所で手抜きしてやれ」 と 何食わぬ顔で契約します。

じゃあ、どうするの? ・・ですよね。
私の場合は、契約する時に 「契約通りに出来ていない場合」 という特約事項を設けて業者側に約束させました。もちろん、違反した場合は損害賠償をする条件です。(実際は、賠償ではなく、追加・補修工事で対応させます)

これにサインできないわけがないのです。
契約通りにやるのが当たり前なのですから、”当然だ!”という態度で臨みました。


さらに、工事中に何回もお店に行き、途中経過の写真を撮りました。
これは、相手に対してのプレッシャーにもなりますし、後になって証拠にもなるからです。

これくらいやると、普通は手抜きが出来なくなります。手抜きをする悪徳業者は、けっしてバレない安全な相手を選んで ボッタクるのです。

下の写真は私のお店の、工事写真です。参考にして下さい。

たこ焼き屋1号店!

これから独立・開業しようとするあなたは 未経験者。
それに比べて、内装業者やFC本部、厨房器具の営業マンなどは、長年やってきている百戦錬磨の人達です。

あなたの心理を巧みについて 自分のペースで交渉することなど、わけもないこと。特に、相手が無知だと知った途端、「 おいしい思いが出来る 」 とガンガン攻めてきます。
 「 こんな風にしなければ、繁盛しませんよ 」
 「 ケチってどうするのですか、売上げが増えればこんな金額すぐに取り戻せますよ! 」
 「 これくらい金額かけないと、お客は来ませんよ 」 など、無責任なことを言ってくるでしょう。

又、業者側にとって都合の悪い事など質問&指摘されると・・、「 神経質な性格ですね 」「 いちいち細かいですね 」 など言って、まるで質問(購入)する側が悪いかのような対応をしてきます。

これは、自分たちのペースに持ち込む ”セールストーク” の1種なので気にしないで下さい。
”神経質&細かい” という言葉は、言われた側にとっては 「 普通の人とは違う・・過剰反応したのでは・・・」 と思ってしまう為、それ以降は言えなくなるという方も多いです。(特に 男の方は、神経質・細かいと言われることを嫌いますので・・・)

でも、それを業者側が言うのであれば、「 先に、プロである業者側が こちらが気になるような点について細かく説明するべきでは! 」と、私は思いますけど。

まして 何千円で購入出来るような安価なモノではないですから、いろんな面で説明し、不明な部分は質問を快く受け、答えるのは 当たり前ですよね。(100円の野菜等でも ちゃんと生産過程を表示するスーパーも増えて来てます)

もっと厳しく言うと、業者の方々は、過去に何十、何百回と説明&契約してきたのでしょうから、「 お客さんは どんな点が気になるのか、心配なのか 」「 何を聞きたいのか 」など、誠意がある&優秀であれば ある程度は理解しているはず。

その説明をしない(出来ない)から、質問や指摘をされるのです。(説明責任を果たさない業者&営業マンですから、このようなトークを使用した際は要注意!)


こんな悪徳業者への対策は、『あなたの予算金額』 を守ること。
責任もとらないのに 適当なことを言ってくる悪徳業者の話には、簡単に乗らないことです!

本当のプロは、提示された金額で客の要望を満足させることができる!

最後に、お店の造りと売上げの関係は・・・どうなんでしょう?


私が思うのに、多少の影響はありますが それが全てではない。

なぜなら、マクドナルドやセブンイレブンをはじめ、きれいでたくさんお金をかけた店が現実に閉店しているではないですか・・。消費不況と叫ばれる2000年以降は特に多いですね。その逆に、古くからある薄汚い「 街のたこ焼き屋さん 」 が 今も頑張っています。

もちろん、売上げを左右するような店舗設計のノウハウはあります。
しかし、いくらお店がお客さんを呼んでも1回限りでは繁盛出来ません。リピーター(固定客)をいかに増やすか! という運営ノウハウも必要です。



あと余談ですが、よく聞く話が 「 知人にお願いしたから大丈夫・安い 」 という場合。
実際のところ知り合いに頼むと安いのでしょうか?

本当の身内で損得勘定抜きでやってくれる人以外は、知り合いでも関係ありません。
私の考えでは、知り合いに頼むと 今後のお付き合いも考えて 言いたい事の半分も言えなくなるので、かえって高くつくのでは・・・? と思っています。

あなたも、まさか知り合いに 「 損してやってくれ・・ 」 とは言えないでしょう!
見積りの段階で 「 これでもう精いっぱいだ 」 となれば、そこからは交渉できません。

これが普通に頼む場合には、「 そこをなんとかして下さいよ 」「 出来ないのなら他をあたりますよ 」 と、ある程度は交渉可能でしょう。

この差は、すべての面において大きく影響します。
まぁ、その知り合いの人に儲けさせてあげたいのなら別ですけど・・。


このページのテーマである
「 その見積り金額を あと10%を削減する! 」が、少しは理解出来たでしょうか?


業者の思惑は 「 いかに多くのお金を使わせて 自分の利益を増すか! 」です。こうした情報を頭に叩き込んで様々な交渉ごとに臨んでください。
そうすれば、必ず良い結果を得ることができるでしょう。


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